2016年3月28日

3月28日 ファミリーマートの狙い

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ファミマが日本郵政と提携 アジアに配送サービス
ファミリーマートは日本郵政グループと提携し海外配送事業に参入することを決めた。国内の店舗で荷物を預かり、ファミマの海外店舗で受け取れるようにする。まず、2016年度中にもファミマの店舗が約3千店ある台湾向けで始め、タイなど出店数の多い国に順次広げていく。年間約2千万人に達し消費意欲も旺盛な訪日客の利用を見込んでいる。国内消費の足踏みが続く中、海外配送まで手掛けることでコンビニのアジア戦略で競争力を高める狙い。

訪日観光客の日本での行動には変化が起きています。流行語にも選ばれた中国人による「爆買い」ですが、買い物の対象がかつての高級ブランド品等から、紙おむつや熱発時に使う冷却シートなど日用品に変わってきました。関税手続き等が要らないものの需要が高まっていることから、かさばる日用品の配送サービスで新たな収益モデル構築を狙っているのでしょう。
コンビニ業界だけでなく、証券業や通信業界など日本の産業には「一強を二、三番手が追う」という形がしばしば見られます。携帯電話業界最大手のNTTドコモを追い抜くためにソフトバンクの取った戦略は「アメリカでの大規模M&A」でした。海外に目を向けたファミリーマートの今回の例と似ています。一方のローソンは、地方の地域に根付いた中小のコンビニを取り込む戦略を取っています。一強不在の総合商社の場合、やることが似通っていしまい資源安の影響をそろって受けたニュースが記憶に新しいですね。セブンイレブンを追うファミマやローソンの企画の中には、お見事というものがあります。個人的に特に気に入った企画として、ファミマが数年前に出した「スライム肉まん」の衝撃が忘れられないです。これからも消費者を楽しませる企画を期待しています。

(ナカモト)

ファミリーマート・・・日本に本社を置くコンビニエンスストアフランチャイザー。「ファミリーマート」の屋号を用い東アジア・東南アジアを中心にフランチャイズ展開している。略称は「ファミマ」で、コーポレートスローガンは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」。