2016年3月23日

3月23日 連続テロの標的となったベルギー

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ブリュッセルで自爆テロ 死者30人超
ベルギーの首都ブリュッセルの国際空港や地下鉄駅で22日朝(日本時間同日午後)、相次いで爆発が起きた。地元メディアなどは計30人超が死亡、200人以上が負傷したと報じている。ロイター通信によると、過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が犯行声明を発表。テロは欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)などが本部を構える欧州の“首都”を狙い撃ちにしたとみられる。

またしてもイスラム国に関係すると考えられる組織による凶悪な犯行が行われました。空港の次に爆発が起きた地下鉄マルベーク駅はEU本部ビルの近くにある駅で、日本でいうと永田町や大手町のような位置づけの駅です。通勤時間を狙っていますので、犯行グループの卑劣さが際立っています。
EU本部が置かれているベルギーという国に焦点を当てると、地理的にEU諸国の中心にあります。またベルギー経済は、その良し悪しがヨーロッパ経済の良し悪しの目安になる「ヨーロッパ経済の体温計」とされる事もある国です。日本人がベルギーに抱くイメージとしては真っ先にワッフル・チョコレート・ビールなど食に関するものが挙がりそうですが、日本の自動車メーカーや化学・医薬品メーカーの他、商社など幅広い業種の日本企業が事業展開をしています。トヨタに関しては欧州事業の統括管理会会社をブリュッセルに置いているなど重要な土地だと言えます。
テロの語源はラテン語で「恐怖」を意味する terror に由来しますが、残虐な行為は許されるべきものではありません。今年は伊勢志摩サミットが5月に控えており、世界の要人が集結しますが、テロの標的になる可能性はゼロではないでしょう。何事もなく無事に終わることを望むばかりです。

(ナカモト)

ベルギー・・・ベルギー王国(ベルギーおうこく)。西ヨーロッパに位置する連邦立憲君主制国家。隣国のオランダ、ルクセンブルクと合わせてベネルクスと呼ばれる。
首都ブリュッセル(ブリュッセル首都圏地域)は欧州連合(EU)の主要機関の多くが置かれているため、”EUの首都”とも言われており、その通信・金融網はヨーロッパを越えて地球規模である。