2016年2月23日

2月23日 マイナス金利でゆうちょ株に逆風

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株式市場 業種別で騰落に格差 
株式市場で業種ごとの株価の騰落率の差が拡大している。22日は鉄道や食品、サービスといった内需関連株の上げが全体を下支えした一方で資源開発などの鉱業や銀行株の下げが顕著だった。金利低下への不安や急激に進んだ円高が背景にあると見られる。

2月に銀行株が20%も下落しています。日銀が先月末にマイナス金利導入を決定した影響ですが、銀行業界の人間の中には日銀に対して不満を抱いた人も多いのではないでしょうか。その銀行株の中でも、ゆうちょ銀行の下げが際立ちます。22日は日経平均株価が前日比143円(0.9%)上げた中、ゆうちょ銀行株は5%下げました。
ゆうちょ銀行は収益の構造が他の銀行と異なります。ゆうちょ銀行は「貸出し」という業務をほとんど行っておらず、国債の売買益が収益の柱であるため、日銀による量的緩和によって収益を上げにくくなっています。郵政株は、多くの投資未経験者までも取り込んで「鳴物入り」で市場にデビューし、上々の滑り出しを見せました。しかし、一部のアナリストからは上場前から収益基盤の脆弱性が指摘されてきました。「公募価格割れは時間の問題で、郵政上場は政府による国家ぐるみの振り込め詐欺だ」と揶揄されることもありましたが、残念なことに多くの株主にとってはこの指摘が的中してしまい、含み損を抱えてしまっているのが現状です。ゆうちょ株の上昇には大胆な改革が必要不可欠だと言えそうです。

(ナカモト)

郵政上場・・・日本郵政とその傘下のゆうちょ銀行かんぽ生命保険、いわゆる「郵政3社」が2015年の11月4日に東証1部へと上場した。(公募価格/初値)はそれぞれ日本郵政(1400円/1631円)、かんぽ生命(2200円/2929円)、ゆうちょ銀行(1450円/1680円)と、3社とも初値が公募価格を上回った。