2016年2月17日

2月17日 「爆買い」のこの先

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爆買い 様相の変化 日用品へシフト 
数多くの中国人観光客が日本で買い物を楽しんだ先週の春節(旧正月)商戦。百貨店などの販売は堅調だが、その中身は様変わりしているようだ。売れ筋はバッグなど高級ブランド品から日本製の化粧品など日用品へシフトし、客単価は下落している。自分が欲しい物をじっくりと吟味したり、地方へ足を延ばしたりする人が目立つようになってきた。

2015年の流行語大賞は何だったか覚えていらっしゃいますでしょうか。一つは「爆買い」で、もう一方は選出当時ですら世間の認知度が低かったので、既に忘れ去られているのでは・・・?その流行語にもなった「爆買い」ですが、ブランド品から日用品へと対象が移ってきています。中国では「贅沢禁止令」が出されていることもあり、消費の傾向が変化しているのでしょう。日本政府が消費税の免税商品を拡大したことも大きな要因です。売れ筋としては「紙おむつ」「熱さまシート」「マスク」などが挙げられ、中国製のものと比べて品質が良かったり、中国では手に入らない日用品が人気を集めています。
その爆買いに、ブレーキがかかる懸念があります。2016年から、中国で6億人に普及している銀聯カードの、海外での引き出し額が年間10万元(約190万円)に制限されています。ブランド品を買い漁るには大きな足かせであることは間違いありません。百貨店などの戦略に影響がありそうです。
さて、冒頭で触れた流行語のもう一つの年間大賞は「トリプルスリー」でしたが、すぐに思い浮かんだ人は少なかったと予想します。流行語大賞自体が流行していないという皮肉な結果になってしまっていますが、今年は景気の良い流行語が誕生する事を期待します。

爆買い・・・来日した中国人による猛烈な購買行動を意味する俗語として使われ始め、2014年には世間一般に定着したとみられる。中国客による爆買いの対象は、家電製品・美容製品・医薬品・菓子類などから、マンションにまで至る。