- 2018年8月30日
【尾山塾】親の心 子知らずと言うけれど 子供の心もまた親知らず!!
■人物紹介:尾山 尚氏
外車ディーラー、不動産デベロッパーで営業職を処し、「引きの営業」という独自のスタイルを確立しトップセールスとなる。かつては竹刀片手に社員から恐れられていたが、現在の右手に竹刀は無く、代わりにウクレレをつま弾き営業部を練り歩くという。ゼロ営業マンは曲と共に尾山氏と歌う羽目になるため、ウクレレの音が流れるや否や営業部は突然忙しそうに活気付くとか・・・そんなかたわら、MBA取得のため大学院に通うなどパワフルに日々を処し、ホトケの尾山として部下の育成に力を注いでいる。
Q. 尾山さん
初めまして、石井と申します。
私は都内の不動産会社で内勤をしている26才のOLです。
今回どうしてもご相談事があり思い切ってメールをさせてもらいました。
それは私の家族の事です。
6年前に母が癌で亡くなり今は父と弟(高校生)の3人家族です。
実は最近父に彼女らしき人が出来て毎週土曜日、家に遊びに来るようになりました。
その彼女はバツイチの36才なのですが見た目は20代にしか見えない方です。
母の記憶が残る家にいくら父の彼女とはいえ勝手に台所に立ったり一緒に食事することは
私には本当に耐えられなく苦痛なんです。
父の年齢は63才で娘の私がひいき目に見てもかっこいいとは思えません。
チビで髪が薄くメタボです。
弟は八方美人でその方が来るとニコニコしていて、私は余計腹立たしいです。
この問題はどうしたら解決するのでしょうか?
勝手なご相談で申し訳ありませんがよろしくお願いします。
石井
こんにちは、尾山です。
さて、娘みたいなトシの彼女を連れて来たエロ親父と、とち狂った女が家に上がり込み
うざったいって事ですね。(笑)
お答えします。
・・・親父がうらやましい!!・・・・・
・・・ゴメンゴメン(笑)!うそうそ。
あのね、親というモノはあなたがオギャ~と生まれてから今に至るまで、そしてこれからも
その記憶は一直線につながっているもんなんだ。
君が小さい頃夜中に熱を出してオロオロしたり、あめ玉をノドに詰まらせ大騒ぎしたり・・・
運動会で赤いハチマキ、髪をなびかせ走るその姿・・・
全て昨日の事のように鮮明に覚えているよ。
そしてその記憶にはお母さんの姿も同じフレームに入っているんだ。
だけどさ、お母さん死んじゃったんでしょ?・・・6年前に・・・
・・・・親父・・・好きにさせたら?
君にとっては母親だったが、親父にとっては奥さんだったんでしょ?
お母さんが亡くなり、喪失を感じ心痛めているのは家族みんな同じだと思うんさ。
因みに厳しい事を言うと、君は26才なんだから実家を出てそろそろひとり立ちし
たらどうなんかいな?
親父に再婚してもらえば介護の心配もなくなるっしょ?(笑)
ひとりでしょぼくれた親父が実家に居たら君がいずれ結婚しても
ご主人の都合で介護もどうなるかわからんでしょ?
自分以外の人間の環境を変えるのは難しい事だけど、自分自身の環境は変えられるものだよね。
故にあなたのストレスは想像するけれど、親父の第2の人生を見守る方が得策だと思うね。
いい機会だから親父にカネをせびって引っ越しをしなさい。(笑)
かくなる上は家具やら家電やらどさくさにまぎれて、靴とかバックなんかもしれっと
親父に買ってもらい、新しい生活をするのだ。
それで親父を許してあげてくんね?
・・・ダメ?(笑)
尾山 尚拝
■編集より
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