2018年8月21日

8月21日 資生堂、「売れ過ぎ化粧品」が招く機会ロス  !

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資生堂が化粧品の「売れ過ぎ」に悩んでいる。インバウンド(訪日外国人)需要や中国市場の予想外の高成長を受け、品切れが頻発しているのだ。一見、ぜいたくな悩みだが、同社は2018年12月期における化粧品販売の機会損失を、営業利益ベースで100億~150億円と試算する。今期の連結営業利益見通し(1100億円)の1割前後に相当し、影響は小さくない。資生堂は取りこぼしを防ごうと供給力の引き上げに躍起になっている。(日本経済新聞より)

2018年12月期(今期)の純利益が前期比2.9倍の670億円になりそうだと発表した。従来予想の2.4倍の540億円から増益幅が拡大するが、市場予想の平均であるQUICKコンセンサスの純利益724億円は下回った。収益性の高いプレステージブランドなどが好調で、日本や中国などの利益が拡大している。しかしながら、インバウンドの需要を取りこぼしており、今後は商品の供給が収益に多大な影響を与えることとなる。(永塚)

インバウンド・・・元々は「外から中に入り込む」という意味だが、一般的に外国人の訪日旅行の意味で使われることが多い。対義語は、日本からの海外旅行を指すアウトバウンド(outbound)。近年、日本を訪れる外国人が急激に増加していることや中国人観光客が日本で大量に商品を購入する「爆買い」が注目されるようになり、2015年には「現代用語の基礎知識選 ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた。