2016年2月8日

2月8日 北朝鮮の暴挙と安倍政権

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北朝鮮 核実験に続きミサイル発射
7日午前9時31分ごろ、北朝鮮は「人工衛星」と主張する事実上の長距離弾道ミサイルを北西部の東倉里(トンチャンリ)から発射した。日韓両政府がそれぞれ確認した。北朝鮮の長距離ミサイルの発射は2012年月以来となる。4度目の核実験に続いて国際社会の制止を無視した今回の行為には国連安全保障理事会による強力な制裁決議も予想され、制裁に反発する北朝鮮が追加の挑発に及ぶ可能性も残っている。

物騒なことに隣の国でミサイル発射実験が行われましたが、安倍政権にとっては有利に働く可能性があります。集団的自衛権の正当性が主張しやすくなるからです。今回の弾道ロケットはフィリピン沖上空も通過しましたが、日本の集団的自衛権と全く無関係ではありません。
フィリピンは過去に駐留していた米軍を、フィリピン側の意思で撤去した経緯があります。米軍による抑止力がなくなった結果、南沙(スプラトリー)諸島で中国が埋立工事を行い実効支配に至ったわけです。中国の脅威を受けて、フィリピン国内において米軍再駐留の動きが出始めました。
北朝鮮の脅威が増せば、ここぞとばかりに自衛軍の必要性や集団的自衛権の強化が話に上がることは間違いありません。私は出身が沖縄で、基地問題を抱えた地で育ちました。昨夏に帰省した時など、オスプレイが飛行している様子が自宅から見え、複雑な思いでした。武力による対話がなくなって欲しいと切に願います。

(仲本 政康)

弾道ミサイル・・・大気圏の内外を弾道を描いて飛ぶ対地ミサイルのこと。弾道弾とも呼ばれる。弾道ミサイルは最初の数分間に加速し、その後慣性によって、いわゆる弾道飛行と呼ばれている軌道を通過し、目標に到達する。