2018年7月30日

7月30日 日米物価差20年で5割超拡大、たまる円高マグマ !

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日米物価差20年で5割超拡大、たまる円高マグマ

米中貿易摩擦やトランプ米大統領の「ドル高は不利」発言で揺れ始めた為替相場。中長期の先行きを占う上で頭に入れておきたいのが、拡大しっぱなしの日米物価格差を背景とした潜在的な円高マグマだ。過去20年で日米消費者物価格差は実に5割超――。日米の消費者物価の推移を見るとあまりの格差に驚く。米国の物価が継続して上がり続けているのに対し、日本は長いデフレ期間を経てほぼ横ばいだ。(日本経済新聞より)

日銀は30~31日に開く金融政策決定会合に向け、議論の最終調整に入った。キーワードは「2%物価の追求」と「副作用への配慮」。物価の上昇率が鈍い中、両者の折り合いをどうつけるかが焦点だが、9人の政策委員には温度差がある。26日の債券市場では長期金利が1年ぶりに0.100%に上昇。日銀が大規模緩和策を修正するかを巡り思惑が交錯している。このまま日本の消費者物価が上昇しないと、日米の消費者物価格差は更に開くこととなり、為替相場に悪影響を与えることは明白である。

(永塚)

消費者物価・・・消費者がサービスや商品を小売商などから買う段階での価格のこと。消費者物価は、通常、消費者物価指数(CPI)として公表される。物価は、基本的には商品やサービスに対する需要と供給によって決まり、それが企業の経済活動を活発にしたり、あるいは購入者の購入行動に影響を与えることになる。消費者物価のほかに生産者物価、卸売物価がある。