2018年6月4日

6月4日 国立がん研など、がん発見や薬探索 微量の血液分析で !

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国立がん研など、がん発見や薬探索 微量の血液分析で
 
 がん細胞から出て血液中を漂うDNAの遺伝子変異などを解析し、がんの早期発見や治療薬の探索に生かす「リキッドバイオプシー」と呼ぶ研究が盛んだ。国立がん研究センターは直腸がん患者などを対象に2月に臨床研究を始めた。千葉県がんセンター研究所は血中の微量成分を解析して約9割の精度でがんの種類を判別する技術を開発した。がん組織を採取して調べる従来の方法に比べて患者の体への負担を減らせる。(日本済新聞より)

血液や尿などの液体を検体として検査を行う『リキッドバイオプシー』は、がん細胞を直接つまみ取るよりもはるかに簡単だ。検査の費用も安いし簡単な分、何度でも検査できるメリットがある。がんは遺伝子の変化が非常に早く、簡単な検査で状態が把握できないことが長年の課題だった。検査が簡単になることで逐一情報を得られるようになれば、治療の効率が大きく向上する。

(永塚)

リキッドバイオプシー・・・リキッドバイオプシー(liquid biopsy)は主にがんの領域で、内視鏡や針を使って腫瘍組織を採取する従来の生検(biopsy)に代えて、血液などの体液サンプルを使って診断や治療効果予測を行う技術。患者の負担が小さく、しかも腫瘍の遺伝子(ゲノム)情報を踏まえた適切な治療につながる手法として近年、世界中で研究開発が進められている。この手法を使えば、採血という低侵襲な方法でがんを診断できることに加え、治療の各プロセスで治療薬を適切に選択できるようになる。