2016年1月19日

1月19日 SMAPの生放送にみる景気の真理

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中国過剰設備 経済減速鮮明
中国経済の減速を震源とした市場の混乱が収まる気配を見せない。18日の東京株式市場では、日経平均株価は3カ月半ぶりに1万7千円を割った。イランの経済制裁解除を見越して原油価格も低迷し、米国市場で一時12年ぶりの安値となる1バレル28ドル台をつけた。世界経済に向かい風が強まる中、足踏みを続ける日本経済にとっても正念場だ。

「景気が悪いのは、国民の気分が落ちているからだ!!」
昨夜のSMAPの姿を見て、私はそう感じました。国民的アイドルグループであるSMAPが生放送で一連の解散騒動に対するメッセージを語りましたが、その映像をご覧になられた方も多いのではないでしょうか。私の印象では「かなりの心労が重なり、影を背負っているように見えるメンバーもいるな」と・・・。当然、彼らや彼らの周囲の人間は、消費を盛んに行ったり、何かお金を使って新しい取り組みにチャレンジしたり・・・といった「景気のいい話」をする気分にはないはずです。
中国経済の急減速を発端として、世界中で株安が進み、株安はマイナスの資産効果をもたらし消費活動が低迷するという懸念があります。消費をすべき主体がネガティブな気分では、経済が活性化する訳がありません。
経済界の格言に「景気の『気』は気分の『気』」とあります。今回のSMAPの一連の流れで、ファンの間でCDの購買運動が起こりましたが、これこそ「ファンによるSMAPを支えたいという『気』」がCDセールスを上向かせた原動力と言えます。2016年は年明けから様々な出来事が世界中で起きていますが、気分は前向きでありたいものです。

資産効果・・・資産価格に上昇に起因して、消費や投資が活発になる効果。家計や企業が所持する株や土地の価格が上昇した際に、担保価値が上昇することや所持資産の評価額が増大することによって、消費や投資が活発になるという循環により発生する。資産の価格が下がると、消費や投資が抑制される「逆資産効果」が発生する。