2016年1月18日

1月18日 台湾総統選は歴史的圧勝劇に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

台湾総統選挙 8年ぶり政権交代
16日、台湾で総統・立法院(国会)選挙が投開票が行われ、台湾独立志向を持つ民進党が大勝した。今年の5月に初の女性総統となる蔡英文政権が発足することになった。8年ぶりの政権奪回を実現した背景には、若者を中心に広がった中国への警戒感がある。ただ、台湾住民も中国との対立は望んではおらず、中国との対話継続や経済活性化など課題は多い。

現在の台湾総統である馬英九は法律で3選が禁じられています。したがって民進党・国民党どちらの候補が勝っても新総統になる今回の選挙でしたが、民主進歩党の蔡英文候補が圧勝しました。現政権の下、台湾の経済は停滞している中で中国に取り込まれてしまうことに対して国民がNOを出した形です。国民党は中国本土との経済的な結びつきを強めています。昨年の11月に馬英九と歴史的な会談を行った中国の習金平としては、台湾併合が悲願であり国民党が負けてしまったことは大きな痛手となるでしょう。
東日本大震災が発生した際、台湾はいち早く寄付や応援物資を提供してくれたことは記憶に新しいです。これからの台湾の発展に期待します。
余談ですが、台湾では選挙はひとつのお祭りです。投票率は常に7割を超え、出店が立ち並び、選挙応援関連で大きな経済効果が生まれています。台湾の選挙は選挙カーの後ろで爆竹を鳴らしたり、パレードのような一団でドラを鳴らしながら練り歩いたりと派手な習慣があり、台湾当局が「派手な選挙応援は控えるように」と対応に追われるような有様だそうです。若者の投票率が低い日本とは事情が大きく異なるようですね。
オーストラリアやブラジルでは「選挙に行かないと罰金」という法律を作ってからは投票率が9割を超すようになったそうですが、日本の選挙に無関心な層に対しても、大きな動機が持てるような社会になるといいですね。

台湾・・・中国、福建省の東方に位置する大島。台湾本島とその属島からなる。先住民は高山族であるが,住民の大部分は漢民族。日清戦争後日本の植民地になり、1945年中国に返還されたが、中華民国時代の49年に共産党との内戦に敗れた中国国民党の蒋介石らがここに移った。主要都市、台北。