2016年1月15日

1月15日 織田信長が現代日本にもたらしたもの

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ジャカルタで連続テロ イスラム国が犯行声明
インドネシアの首都ジャカルタ中心部で14日午前10時50分(日本時間午後0時50分)ごろから、連続して爆発や銃撃が発生。実行犯5人を含む少なくとも7人が死亡、24人が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が、犯行に関与したと主張する声明を発表。イスラム国に同調するインドネシアのイスラム過激派が犯行に及んだという見方もある。

まず始めに、インドネシアで起きたテロに対しては、非常に残念に思っております。そして世界中には様々な宗教があり、それぞれ信じている正義があることは理解した上で話を進めます。
昨日、日本の債券市場では10年物国債利回りが一時0.190%という史上最低値を更新しましたが、ジャカルタで起きたテロと日本の長期金利の低下とは無関係ではありません。ここ1か月で世界中のリスク資産が売られ、そのマネーの行先の最大の受け皿は「円」でした。中国株や原油から、安全資産とされる円に資金が流入しているということです。
日本の「円」が世界中で最も安全な通貨とされているのには理由があります。いま起きている世界中の紛争は「宗教争い」が理由である場合が多いですが、日本において宗教が理由による大きな争いは久しくありません。そういう意味で、日本は最も平和な国であるという見方がなされ、市場においては「円」に資金が流入しています。

日本に宗教争いが起きないのには理由が大きく2つあります。キリスト教・イスラム教・ユダヤ教などは一神教ですが、日本は「八百万の神」と表されるように、いくつもの神様を信仰する土台がありました。それゆえに、排他的な信仰とはならなかったと言われます。
また、戦国時代に天下統一を目指していた織田信長が、宗教戦争に一つのピリオドを打ちました。石山本願寺を10年がかりで追い出し、比叡山延暦寺を焼討ちにしたのです。信長がこれらを討った理由は、当時のお寺は「宗教を世に広める慈善団体」というよりも「仏の名を借りた武装集団」であると見ていたからという考え方があります。浄土真宗では門徒に対して、戦いから逃げずに進めば極楽に転生でき、退けば地獄に落ちるという教えが説かれたとも言われており、死をも恐れぬ僧たちは信長にとって脅威だったことでしょう。
信長が過激な宗教を排除し、秀吉・家康はキリスト教を弾圧・排除。結果的に日本は政教分離に早い段階で成功しました。比較的平和だとされるいまの日本の歴史的な起点は、信長の所業によるところが大きいと言えそうです。

浄土真宗・・・日本の仏教の宗旨のひとつ。鎌倉時代初期の僧である親鸞が、師である法然によって明らかにされた浄土往生を説く真実の教えを継承し展開させる。親鸞の没後にその門弟たちが、教団として発展させた。過去には一向宗とも称された。