2016年1月13日

1月13日 国会の花形委員会といえば

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国会論戦 参院選を見据えた思惑
通常国会が始まり、夏の参院選の目標議席をめぐる発言が活発になってきた。安倍晋三首相は4日の年頭記者会見で「自公での連立政権で安定した政治を前に進めるために、参院で自公で過半数を確保したい」と述べ、10日には憲法改正に賛成する勢力で3分の2にも言及。自民党には単独過半数をめざすべきだとの声も出ている。

国会がスタートし、一番最初に話し合われる予算委員会に注目が集まっています。そもそも国会議員は何かしらの委員会に属しますが、とりわけ予算委員会は「所属することが最も誉れな花形委員会」だと言われています。予算委員会が特別な理由はいくつかありますが、一言でまとめると「お金の話し合いが一番重要」だということです。予算案は内閣が提出する責任ある議題であるため、原則として国務大臣は全員出席です。大臣が集中しているため、他の委員会で大臣不在のまま議論を進める訳にもいかないので、予算委員会だけが開かれる形になります。
また文部科学委員会では「教育のこと」など、他の委員会では議題が定まっているのに対し、予算委員会では大臣のスキャンダル追及など本題以外の議題に及ぶことも多いです。半ば「何でもあり状態」となっていますが、大臣を任命するのは内閣総理大臣ですので、「最も重要な議題である予算案を提出する内閣の責任問題」を話し合うのは筋が通っているということのようです。野党からすれば、何でも質問できる予算委員会こそが主戦場です。国会中継はほとんどが予算委員会ですので、国民に対してアピールがしやすい場でもあります。
余談ですが、ジャーナリストの池上彰さんが、元アスリートのとある新人議員さんが初当選した際に「どんな委員会に所属したいですか?」と質問を投げかけたことがあります。その意図は、「政治の事をどれだけ勉強しているかを試すため」だったらしいのですが、その新人議員さんはその質問にきちんと答える事はできませんでした。近年は選挙特番の視聴率で池上彰さんの出る番組が上位にくるのは、他のメディアとは違った視点で切り込んでいくシーンが魅力なのかもしれません。

予算委員会・・・国会法41条により衆議院と参議院に設置される常任委員会の一つで,毎年度の予算案の審議を任務とする。委員数は衆議院50名,参議院45名であり,各会派の議席数に応じて配分される。政府施策をめぐり与野党の政策論争が展開され,国会活動の最も重要な場となっている。