2015年12月25日

12月25日 本日のニュースのポイント

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(1)来年度予算案96.7兆円 閣議決定
政府は24日、総額96兆7218億円の来年度予算案を閣議決定した。社会保障分野を中心とする歳出が増加し予算規模は過去最高を更新したが、国債発行への依存度はリーマン危機前の水準に下がった。7年連続の税収増が歳出膨張と借金抑制の両立を可能にした。しかしながら税収増の勢いは天井に近づいているという見方もある。成長と財政健全化の両立に向けた歳出構造の改革が課題となる。

来年度の予算案が閣議決定されました。定例閣議は火曜と金曜の午前中に行われ、全会一致で決定されます。12月24日の案は臨時閣議で決定されたものです。この予算案は来年1月4日から始まる通常国会で審議されます。予算の内訳を見てみると、社会保障費が32兆円に迫り、増加の一途をたどっています。日本医師会の反発もあるのでしょうが、診療報酬が0.49%のプラスとなっています。特許の切れたジェネリック医薬品の価格は引き下げとなる見通しです。
公共事業の面で、河川や道路の老朽化対策に1兆6千億円があてられます。特に東京圏の道路などは1964年の東京オリンピックの時期に整備されたものが多いことからすると、50年以上が経過していることになります。23日に、老朽化の補強作業中だった千葉県君津市のトンネル「松丘隧道」で、モルタルの崩落事故が起こりました。幸いケガ人は出なかったということですが、道路・トンネルの事故は防いで欲しいものです。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は日本の債務残高がGDP比200%を超えていることなどから、国債の格付けをシングルAに引き下げました。基礎的財政収支の健全化が大きな課題となっています。

格付け会社・・・国や企業が発行する債券や金融商品などについて、元本や金利が約束通り払われない債務不履行の確率を分析し、アルファベットなど簡単な記号でランク付けする。米S&P、米ムーディーズ・インベスターズ・サービス、欧米系フィッチ・レーティングスが代表的。