2015年12月18日

12月18日 本日のニュースのポイント

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(1)韓国地裁 産経新聞前支局長に無罪判決
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を傷つける記事を書いたとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也・前ソウル支局長(49)の判決公判が17日、ソウル中央地裁であり、李東根(イ・ドングン)裁判長は無罪(求刑懲役1年6月)を言い渡した。、朴氏らを誹謗(ひぼう)する目的がなく、記事は言論の自由の領域に含まれるとした。

韓国の地方裁判所が出した今回の判決は、内容はさておき判決に至る経緯が良くありません。李裁判長は、韓国外務省から同法務省宛てに「韓日国交正常化50年」という節目の年に、この裁判が韓日関係改善の障害になっている事情などを考慮し、「善処を望む」という要望が提出されたことを明らかにしました。つまりは政治的な外圧が司法の領域を侵害したと言えます。これは三権分立の考え方に反しており、韓国は諸外国に対して恥ずべき事態を晒してしまったと言えます。
日本の法曹界おいて「護法の神様」と評されているのは明治時代の児島惟謙。彼が大審院長を務めた大津事件では、政治部門からの圧力に屈することなく司法の独立を守り抜き、法治国家として諸外国から日本の評価が高まりました。司法のあり方は、こうであって欲しいものです。

大津事件・・・明治24年、滋賀県の大津町で訪日中のロシア帝国皇太子が警察官・津田三蔵に突然斬りつけられ負傷した暗殺未遂事件。
ロシア帝国の艦隊が神戸港にいる中で事件が発生し、まだ発展途上であった日本が武力報復されかねない緊迫した状況下で、「死刑にせよ」という行政の干渉を受けながらも大審院長の児島は司法の独立を維持し、津田は死刑を免れた。三権分立の意識を広めた近代日本法学史上重要な事件とされる。