2018年1月10日

1月10日 リノベ技術の進歩

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野村不動産 マンション丸ごと増改築

野村不動産はマンション1棟を丸ごとリノベーションする事業に増築を組み合わせる手法を業界で初めて展開する。東京都区部の築30年超の物件を買い取り、当時の施工元の竹中工務店が改修・増築工事を担い、今秋にも売り出す。首都圏で新築向け用地の獲得競争が激化する中、既存物件のリノベ需要に着目。幅広いノウハウを蓄積して収益の柱に育てる考え。

野村不動産という大手がリノベ事業に参入する背景には新築するための用地取得の難しさがあります。都市部において、マンションを建てられる規模のまとまった整形地というのは価格が高騰しているか、もしくはそもそも供給がありません。また、マンションが日本に誕生してから寿命が一巡し始めていることが理由だと私は考えています。日本にマンションが一斉に建設されたのは東京オリンピックの頃です。そこから60年以上が経過し、取り壊して建て替えるケースが増えました。何百年も残っている優秀な木造建築もありますが、長く、日本は地震や台風といった自然災害が多い地理学的な理由から「家は古くなったら壊すもの」という文化でした。仏教の「諸行無常」に通じているという見方もありますが、戦後のパラダイムシフトが起きて70年が経ち、住まいとの付き合い方も変わりつつある過渡期だと考えています。そのため、今後「リノベーション」という文化が進化していく可能性が高いです。竹中工務店はリノベ物件でも65年以上の使用に耐えられる技術を生み出したとされます。不動産を持っている人にとっては、資産の価値を保つ技術が進むことは朗報ではないでしょうか。

(ナカモト)

リノベーション・・・部分的な修繕なども含む「リフォーム」に対し、物件の価値を高めるための改修を指すことが多い。正確な定義がなくトラブルも起きたため、2009年に工務店や不動産会社が連携して「リノベーション住宅推進協議会」を設置。適正な検査や改修工事の記録を残した物件を「適合リノベーション住宅」とする仕組みを作った。これまで全国で約2万7千件が提供されている。