2017年12月22日

12月22日 アルゴリズム取引の不安

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社名変更で株価4倍 仮想通貨の過熱相場

「ジョークだろ」。米ヘッジファンドの運用担当者は朝から信じられない株価の動きを目にした。飲料会社のロングアイランド・アイスティーは21日、社名を「ロング・ブロックチェーン」に変更すると公表し、株価が高騰していたのだ。変更後の社名は価格の乱高下が続く仮想通貨「ビットコイン」を連想させ、同社の株価は前日終値から一時4倍近くに上昇。終値も2.8倍高い水準で取引を終えた。

個人的に「面白いな」と、パソコン画面の前でフフッと笑ったニュースです。ブロックチェーンは仮想通貨の根幹をなす技術ですが、仮想通貨と全く関係のない飲料会社の株価が反応したとなると、株式の売買プログラムを組まれたAIがキーワードだけを頼りに買いに走ったのでは?という想像をしてしまいました。これまでも、社名など情報だけで株価が急激に動いたケースはあります。例えば、俳優・ミュージシャンの福山雅治さんが結婚を発表した際には、全く関係のない「福山通運」の株価が急上昇。また、参議院議員の山本太郎議員が「一人牛歩」を行った次の日に松屋フーズの株価が急上昇。福山さん結婚の際には「福山」「おめでとう」などのキーワードにアルゴリズム売買のプログラムが反応し、「一人牛歩」がTwitterなどに溢れかえった際には「牛」という文字にAIが反応したのでは?と分析されました。こうなると、恩恵を受けた投資家は嬉しいでしょうが、プログラムによる売買の危うさも含んでいるのでは?という不安を抱いてしまいます。なんだか競馬、有馬記念で「世相馬券」を買うオカルトに近いものを感じるからです。アルゴリズム売買プログラムに競馬の予想をさせたらきっと「キタサンブラック」の買いを入れよと答えを出しそうです。毎年、清水寺で発表される今年の漢字は「北」でしたからね(笑)

(ナカモト)

アルゴリズムトレード・・・アルゴリズムトレードは、「アルゴリズム取引」とも呼ばれ、コンピューターシステムがマーケットの動向に応じて、自動的に売買注文のタイミングや数量を決めて注文を繰り返す取引のことをいいます。これは、金融工学を駆使して過去の値動きから最良の執行タイミングを探る取引手法で、元々は1980年代に始められた指数裁定取引をコンピューターが自動的に執行するプログラムをモルガン・スタンレー社が開発したことに始まります。