2017年12月15日

12月15日 ついに「目」を持ったAI

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日立、心疾患患者の再入院リスクを高精度に予測

心疾患の入院患者が退院後30日以内に再入院するリスクについて、その根拠を提示するとともに、高精度に予測する――。そんな人工知能(AI)技術の開発を日立製作所が発表した。今回の技術は、高精度な予測モデルを構築するために深層学習(ディープラーニング)を利用する。米国の医療機関Partners HealthCare(以下、PH)が有する処置や投薬、病歴などの医療情報と医療ガイドラインの情報を学習することで、退院してから30日後に再入院するリスクを予測する。

断言しますが、これからの世界はAI(人工知能)が常識を次々に書き換えていきます。世界に変革をもたらす可能性が広がった最大のポイントは、ついにAIが「目」を持ったことです。目を持つとはどういうことか言い換えると、一度に認識できる情報量が飛躍的に増加したと表現しても良いでしょう。かつて、モバイルが伝える情報はメールという「文字」が主流でした。これが通信技術やデバイス性能の進歩により「画像・動画」に変わりましたが、その意味は大きいです。例えば、夕日が沈むビーチの写真の内容を全て文字で表現しようと、「中央に水平線があり、左から三分の一の位置で水平線に接するように夕日があり、浜辺には老若男女の人々があふれ、海面にはさざ波がたち、空は水平線から離れるほど暗くなっている」と書いたとします。おそらく、この百倍くらいの文字数でもすべてを表現できていないかもしれません。しかし、写真を一目見ればその情景が一瞬で理解できます。この差が大きいのです。少し前まで、人工知能は画像認識が苦手でした。ネットで何かサービスを受けようとしたときに、セキュリティチェックでグニャグニャに曲がった文字列を入力した事は誰しもあるのではないでしょうか。並みのCPUにはその認識ができないから、プログラムによる不正を回避できるのです。ところが、エヌビディアがいち早く技術開発を進めたGPUを活用することにより、AIが深層学習できるようになり、「目」を持ち始めました。ここから先、AIの大躍進が始まります。胃カメラによる「胃がんの早期発見」などはAIにとってお手のものになる未来はそう遠くないでしょう。

(ナカモト)