2015年12月8日

12月8日 本日のニュースのポイント

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(1)来春にも低所得高齢者に3万円支給 補正予算3.3兆円詳細
7日、政府の2015年度補正予算案の詳細が明らかになった。低所得の高齢者に給付金3万円を配る事業に約3400億円を計上する。市町村を通じて支給する仕組みで、約1100万人が対象となる見通し。早ければ来春にも支給を開始する。

 あからさまな「選挙対策としてのバラマキ政治」だという印象を受けます。世界の歴史を振り返ると、覇権国とされた国ですらバラマキ政策で失敗しています。例えば大航海時代の先駆けであるポルトガルが最初の覇権国となり、その後はスペインが覇権を握りました。その両国が衰退した大きな理由の一つに、行き過ぎたバラマキがあると言われています。
国家のお金の使い方として、国全体の将来に役立つことに予算を振り分け、実行することが繁栄への道筋です。スペインが覇権を誇っていた時期のイギリスは、インフラを整えることで国力を蓄え、その後に大躍進しました。
日本の法律で、国民全体の将来に対する投資である建設国債のみの発行が認められているのはこのためです。毎年、特例法案を通して発行する赤字国債(特例公債)を財源に賄っている国家予算である以上、国全体の将来に向けた投資に使ってもらいたいと思います。1100万人の高齢者に対してお金をバラ蒔くのは、来年の選挙に備えた大票田に対するご機嫌取りの印象がぬぐえません。

補正予算・・・国または地方公共団体の予算で、当初予算の経費の不足を補うほか、予算作成後に生じた事由に基づき、追加・変更を行うために作成される予算。