2017年11月28日

11月28日 紙媒体の危機

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米老舗雑誌、身売り続々 タイム 米メディア大手に

米メディア大手のメレディスは26日、雑誌「タイム」や「フォーチュン」を発行する老舗の出版会社、タイムを負債を含め28億ドル(約3100億円)で買収すると発表した。デジタル化が遅れたタイムは、雑誌の売り上げが落ち込み、自力再建を断念した。米国は有力な老舗雑誌が相次いで身売りし、新陳代謝が活発になっている。

デジタル化が進み、昔はお馴染みであった新聞や雑誌等の発行している出版業界が不調という話題は、皆さん一度は聞いた事があると思います。それだけでなく、書籍等も今は本当に売れないらしいですね。その証拠に大手書店以外の個人でやっている本屋さんはもう随分見かけなくなりました。今回の日経新聞の記事もそんな時代の流れを感じるニュースです。タイム誌と言いますと、アメリカ初のニュース誌として有名で、世界中の人々に読まれてきた大御所出版会社です。日経新聞の記事には、「デジタル化が遅れたタイムは、雑誌の売り上げが落ち込み、自力再建を断念した。」とありますが、このタイム誌は実は様々な奮闘をしてきました。雑誌の売れ行きが伸びない対策として、一誌当たりで換算とすると通常価格の半額以下で定期購読のプランを作ったり、E-Larningというタイムの記事をテキストにしてリスニングや記事を書かせるディストリクション等の英語学習プログラムを開発したり、スマホアプリも作る等、発行部数を伸ばす為に努力をしてきた経緯があります。しかし、一度落ち込んだ成績を戻す事は難しく、さらにはアプリでのフェイクニュース問題も重なり、ほぼ陥落状態となってしまいました。タイム誌だけでなく、フォーブスやエコノミスト等の経済紙からローリングストーンズのような音楽雑誌も身売りに出されました。今ではスマホやタブレットで雑誌や漫画が少額で読み放題になる時代です。ますます出版業界は競争が激しくなると予想出来ますが、活字が好きな私としては寂しい時代だなと感じます。子供の頃から活字に親しんできた30代以上の読者の皆さんもそう感じませんでしょうか?

(稲葉 大輔)

eラーニング【イーラーニング】・・・《electronic learning》コンピューターを利用した教育や学習。インターネットを利用する場合はウェブベーストレーニング(WBT)ともいう。コンピューターベーストレーニング。