2017年10月26日

10月26日 ユニクロの挑戦

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衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、米ニューヨークで開いた会見で「米アマゾン・ドット・コムのインターネット通販サイトには出店しない」方針を表明した。世界的にネット通販で衣料品を購入する消費者は増え、アマゾンの存在感が急速に増していおり、米国内の百貨店やショッピングモールが閉鎖に追い込まれる「アマゾン・エフェクト(効果)」も取り沙汰される。

米国でなくてもネット通販といえば「アマゾン」というのは、各国でも大きな存在です。あえてアマゾンに出店しないというのは大きな決断なはずです。日本以外でユニクロブランドの浸透を考えると、商品を買ってもらいヒートテックなどの衣類の機能性価値を知ってもらい、認知してもらうという必要性があります。それでも、あえて独自路線を貫くという柳井社長の発言の裏には「専門性」を極めることでアマゾンに対抗できるとの思惑があるのは自信の表れでしょう。今後は、自社店舗・サイトでしか買えないというヒット商品ができるかどうかが分岐点になりそうです。(小林)

アマゾン・エフェクト(効果)・・・アマゾンに代表されるネット通販に押し出されるかたちで、既存の小売業者が急激に業績を落としている現象。2017年に閉鎖する小売店舗はアメリカ全体で8,000店を超えるとの推計もある。