2017年10月2日

10月2日 バルセロナを擁する強み

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カタルーニャ住民投票「独立賛成9割」

2日未明(日本時間2日朝)、スペイン北東部カタルーニャ州で実施された独立を問う住民投票で、州政府は独立に賛成する票が約90%だったと発表した。プチデモン州首相はビデオで声明を出し「独立国家になる権利を得た」と独立を宣言する考えを述べた。中央政府は認めない考えで、対立が激しくなるのは避けられそうにない。

昨年のブレジグット問題が起きた時から、「次はスペインのカタルーニャ問題が再燃する」と話が上がっていました。カタルーニャ地方の独立運動は急に起きたものではありませんが、イギリスのEU離脱を問う国民投票で離脱派が多数を占めたことは、独立運動を続けいたカタルーニャ地方の人々にとって勢いを与える結果だったことでしょう。カタルーニャはバルセロナを中心とした地域で、観光産業なども強く、独立しても財政が成り立つハズです。民族的や言語的にもマドリードなどとは一線を画しますし、中央集権により高い税を取られている割には交付金が少なく、経済面では独立した方がメリットが大きいと言われています。実際、中央政府が今回の自主的な住民投票の結果を受け入れるとは思えませんが、独立運動組の主張は納得できる点が多いと私は考えますので中々難しい問題です。バルセロナと言えば、オリンピックを開催したほどの大都市ですし、サッカーのクラブチームは世界最高峰のレベルと集客力も備えています。スペインリーグがどうなるのか?と個人的に気になりますけれども、果たしてこの問題の行方はまだまだ不透明です。

(ナカモト)

カタルーニャ独立運動・・・スペインからのカタルーニャ州の独立を目指す政治運動である。スペイン中央政府がカタルーニャ民族を軽視するような言動を繰り返したこと、カタルーニャ州が税金として支出する金額とスペイン中央政府から還元される金額に大きな隔たりがあること、この2点が理由で2010年代に独立運動が盛んになった。