2017年9月12日

9月12日 財務省の目論見

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

郵政株 公募売却1.3兆円規模

11日、財務省は政府保有の日本郵政株を月内にも追加売却すると発表した。売却は2015年11月の新規株式公開(IPO)以来1年10カ月ぶり。売り出し規模は最大1兆4千億円で、うち1兆3千億円分を市場で公募する予定。早ければ25日に価格が決まる。郵政株はIPO時の売り出し価格(1400円)を下回っている。18年度からの中期経営計画で成長戦略を示せるかが焦点となる。

北朝鮮問題で先行きが不透明な中、1兆円を超える規模の売出しなんてしてしまって大丈夫でしょうか?基準となる価格は、スムーズにいけば25日の株価から2~4%を割り引いた価格となる予定ですから、北朝鮮問題が深刻化していた場合には財務省の目論見通りの資金が調達できない可能性があります。更に大胆に深読みすると、北朝鮮情勢で政府高官レベルでしか知らない動き(武力制裁の予定)があり、いまPOをしておかないとますます株価が下がるという裏付けがあるのかもしれません。ちなみにPOは綿密な計画を立てて実行されるものなので、あわててできるようなものではなく武力制裁の予想はまったくの茶番です。ネタとして受け止めて頂きたい。個人的には、日本郵政が将来の持続的な成長を予感させる事業計画を発表できるとは思えません。理由は、図体がデカ過ぎるからです。ジュラ紀の恐竜でいえばブラキオサウルスのようなデカい図体です。ブラキオサウルスは30メートル級の体をしていましたが、脳は小さなものでした。おそらくは機動的な動きはできなかったと想像しますが、巨大な爬虫類が環境の変化に適応できずに絶滅したことを考えると、日本郵政の司令部がよっぽど優秀でない限り、成長するのは難しいのではないでしょうか。もしも成長しないなら、やはり株価は伸び悩むので財務省はなるべく早期に売り抜けたいのかもしれませんね。

(ナカモト)

PO・・・「公募・売出(PO)」とは、既上場企業が新たに発行する株式(公募株式)や既に発行された株式(売出株式)を投資家に取得させることをいいます。正確には、「PO」は「Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、日本語では「公募」と呼ばれます。「公募」とは、「不特定かつ多数の投資家に対し、新たに発行される有価証券の取得の申込を勧誘すること」をいいます。また、「売出」とは、「既に発行された有価証券の売付けの申込み又はその買付けの申込の勧誘のうち、均一の条件で50人以上の者を相手方として行う」ことをいい、通常は「公募」と「売出し」を合わせて「PO」と呼ばれます。