2017年9月5日

9月5日 思い出される有事の金

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金 2年ぶり高値 東京市場 リスク警戒

4日の東京市場では、北朝鮮による6回目の核実験を受けて有事の際の安全資産とされる金に資金が流入した。東京商品取引所の金先物は1グラム4696円と約2年2カ月ぶりの高値を記録。外国為替市場でも安全資産とされる円が買われて円高が進行した。株式市場では地政学リスクへの警戒から幅広い銘柄が売られ、日経平均株価は4営業日ぶりに反落した。

北朝鮮のミサイル問題が商品市場に影響を与えています。世界の市況を眺めると、金価格の上昇に連れて白金の価格も上昇しており、金鉱株も上昇気配です。「有事の金」が発動したかたちですが、そもそも金価格は長い目で見ると上昇基調に入っています。その理由は、世界中で管理通貨制度に移行してから貨幣の総量(総額)が大きくなっていることと、金融工学の発達が挙げられます。金価格の歴史においては、「金ETF」が登場してからの資金流入が顕著でした。地政学リスクがなかったとしても、世界中で増え続けるマネーの受け皿として金の存在感は高まる一方でしたが、ここのところの北朝鮮情勢の行方が今後も市況に影響を与えるのは必至。商品市況の動向も気にはなりますが、やはり平和な生活の方が気になります。アメリカを中心とした武力制裁は最後の手段として、資金の元を絶つなどの血が流れない方法で黙らせる事はできないものでしょうか。

(ナカモト)