2017年8月28日

8月28日 印刷業界の新スキームが運輸業界を救う?

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ラクスル 印刷物の不備を自動検知

ネット印刷のラクスル(東京・品川、松本恭摂社長)は、印刷注文システムや印刷物デザインサービスを刷新する。印刷注文では印刷物の不備を自動検知するシステムを搭載し、チラシ作成では対応サイズや素材点数を増やす。中小企業や個人事業主のニーズに対応していく。

ラクスルという会社が手掛けるビジネスモデルは面白いです。そのモデルは他の業界にも通じるのと考えられ、特に物流業界が抱える問題を解決できるのでは?と私は考えています。もともとは自前の印刷機で印刷をしていたラクスルですが、街の印刷屋さんの稼働状況を把握・管理するというモデルに移行してから急成長した会社です。輪転機と言うのは、回し続けることによりコストを下げることができるのですが、ペーパーレス化の流れを受けて街の印刷屋さんでは印刷の依頼が減り、輪転機を止めざるをえない状況に追いやられました。そこでラクスルは自社で全て印刷するのではなく、依頼がなくて機械を持て余している印刷屋さんに仕事を振り分けるというビジネスを確立したのです。エンドユーザーに低価格で高品質の商品を提供するラクスルは、ネットでの広告戦略も上手く一気にシェアを広げました。
これはITの進歩がもたらした新業態だといえますが、この仕組みを応用すればヤマト運輸が陥っている流通クライシスの解決策が見えてこないでしょうか。ヤマト運輸は人手不足で困っている訳ですから、街の個人ドライバーを活用すれば良いと思うのです。他社では似たような取組を始めていますので、ヤマト運輸は宅配便業界最大手の責任を果たすべく様々な方策を実施してもらいたいと個人的には考えます。

(ナカモト)