2017年7月28日

7月28日 平均寿命の延びが意味すること

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平均寿命、男女とも過去最高

27日、2016年の日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳で、いずれも過去最高を更新したことが厚生労働省の調査で明らかになった。前年に比べ女性が0.15歳、男性は0.23歳延びている。過去最高の更新は女性が4年連続、男性は5年連続になる。国際比較では男女とも香港に次いで世界2位という結果。

私が学生だった頃は日本の平均寿命は世界一だったと記憶しています。ところが、いまは香港にその座を明け渡していて、日本がいずれ世界一の長寿国から陥落するのは必然だったと私は考えています。その理由はズバリ「食」です。日本人が長寿である最大の理由が「日本食」という健康的な食習慣にあったとすれば、食が欧米化すればそのアドバンテージは薄れて当然。なおかつ日本食という文化が輸出されれば、相対的に他国がアドバンテージを得ることになります。この理論が正しければ、いま平均寿命が延びている理由は「医療の進歩」ということになり、医療の進歩が今後も進むと考えると平均寿命はもう少し延びる余地がありそうです。
ここで考えなければいけないのは、年金制度です。いまの年金制度の土台は戦時中に施行された労働者年金保険法であり、その当時の平均寿命は女性が50代半ば、男性は49歳だったことからして「現役世代に対して受給者が少ない前提」で構築されたものと言えます。国民年金法の施行や制度改革を経ているとは言え、年金をあてにし過ぎるのは危険です。自分の生活を自分で守る備えが必要です。

(仲本 政康)

平均寿命・・・0歳児が平均してあと何年生きられるかという指標。若い人の死亡が多いと、平均寿命は引き下げられる。寿命には、喫煙や飲酒などの生活習慣、医療体制、ストレスなど様々な要素が影響するとされる。厚労省は5年に1回、都道府県別の平均寿命を発表。