2017年7月25日

7月25日 「君の名は。」旋風再び?

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「君の名は。」1年たってもなお人気

劇場公開からまもなく1年を迎えるアニメ映画「君の名は。」の快進撃がと止まることを知らない。ロングラン上映が続く一方、26日発売のDVDやブルーレイ・ディスク(BD)は出荷枚数が120万枚を突破した。ヒット街道猛進の裏側には東宝が先手先手で仕掛ける話題づくりがある。ブームの先には「宮崎駿監督に続け」と新海誠監督をもり立てる東宝の思惑も見て取れる。

昨年末、日経MJが発表した「2016 ヒット商品番付(下半期)」の西の横綱が映画「君の名は。」でした。私も公開1週目に映画館に足を運んで観に行きましたが、その時はまだ大ブームの波が来る前だったようで、劇場内には空席も見受けられました。ちなみに、ブームの来る前に観に行くきっかけになったのは、同じく東宝が配給した「シン・ゴジラ」(こちらはヒット番付大関でした)を観たときに流れた予告編の映像に一撃で心を奪われ、「絶対すぐに観に行こう」と決めたことです。とにかく彗星の迫力や背景の細やかな描写に圧倒された記憶があります。その後、クチコミとリピーターのループによって約250億円の興行収入を叩きだす大ヒット作品になったことは素直に驚きです。
先日、新海誠監督がツイッターで「君の名は。」の企画書の一部を公開されていて、情熱のこもった企画書だと感じました。新海誠さんは万葉集が好きなことは知られていますが、万葉集の一番目に収録された歌は、雄略天皇が町で見かけた可愛い娘に対して「君の名は?」とナンパする歌です。現存する日本最古の和歌集のトップに来る歌とリンクしているからこそ日本人の心に響いたのかもしれませんね。

(仲本 政康)

万葉集・・・奈良時代の歌集。20巻。大伴家持(やかもち)が現存の形に近いものにまとめたとされる。成立年未詳。短歌・長歌・旋頭歌(せどうか)・仏足石歌・連歌の五体で、歌数4500余首。仁徳天皇の皇后磐姫(いわのひめ)の作といわれる歌から、天平宝字3年(759)大伴家持の歌まで約400年にわたる全国各地、各階層の人の歌が収められる。東歌(あずまうた)・防人(さきもり)歌などを含み、豊かな人間性を素朴・率直に表現した歌が多い。現存する最古の歌集で、万葉仮名を多く用いている。