2017年7月12日

7月12日 企業の新卒採用はアフターフォローが大事!

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内定者つなぎ留め焦点 7月内定率78%、売り手優位続く

大手企業の面接解禁から約1カ月がたった事から、2018年春卒の学生を対象とする採用活動の焦点が内定者つなぎ留めに移る動きを見せている。就職情報大手、リクルートキャリアが11日に発表した7月1日時点の内定率(速報、内々定含む)は78.6%と昨年比7.5ポイント上昇。空前の売り手市場が続く中、コミュニケーションを密にし内定者の他社への流出を防ごうとしている。

就職氷河期世代のサラリーマンにはうらやましすぎる話題である新卒の就職活動。記録的な人手不足を背景に学生1人当たりの内定取得(内々定含む、7月1日時点)は2.39社。昨年より0.24社増え、近年で最多となっています。内々定をいくつかすでに持っていても、入社先を決めずに就活を続ける学生も多く、企業は内々定を出した後の結びつきを強める努力をする時代に入っています。具体的には、内々定者が参加する懇親会の開催や内々定者向けの仕事講座を実施する等のコミュニケーションの場を積極的に作ったり、仕事の模擬体験をしてもらう機会を設けたり各社工夫が見えます。面白いのは内々定者に泊りがけの旅行を行う企業や最終選考を通った学生の保護者宛てに自社の事業内容や福利厚生、入社1,2年目の社員の声を掲載した冊子を作り、送る企業もあるようです。もはやサービスの領域に入っている印象も窺えますが、企業の採用担当は「内定者の入社意欲を保つ努力を欠かせない。」と口を揃えています。そもそも大学生の数も減少の傾向があり、団塊世代の退職等、人手に困る大手企業の採用活動も山場を迎えています。個人的には過保護過ぎると思いますが、企業からしてみると優秀な人材を確保し、逃げられない為にはどうするかと言った策を練らなければいけません。人口動態を考えると、今後もこの需要と供給のバランスは当面続くと思われます。学校を卒業してニートになる若者や入社しても数日でバックレる新人がいると聞きますが、日本の労働市場では大企業に正規雇用で入れるチャンスは新卒採用の一回だけと言われています。そして会社は会社で、あらゆるコストと手段を使い倒し新卒を育てようとします。この事実を理解した上でチャンスを無駄にしないで欲しいと強く思います。

(稲葉 大輔)

売り手市場・・・需要量が供給量を上回り、買い手よりも売り手の方が優位にある市場。