2017年6月13日

6月13日 富士ゼロックス版おとなちゃれんじ!?

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富士ゼロックス会長解任

12日、富士フイルムホールディングスは傘下の富士ゼロックスで発覚した不適切会計処理の責任を取らせ山本忠人会長を解任すると発表。富士フイルムの古森重隆会長が富士ゼロックス会長を兼務することでグループの統治体制を強化する方針。富士ゼロックスに根を張る売上高至上主義が不適切会計を誘発したと分析した。再発防止策を徹底する考えを示した。

日経新聞は東芝の会計処理問題が出た時に「粉飾決算」という文言を使わずに「不適切会計」という単語を使いました。この言葉のチョイスには違和感を感じてしまいます。なんとなく粉飾決算はものすごく悪いことのように見え、やっている内容は同じなのに不適切会計の方は柔らかい表現という印象を受けます。東芝は日経新聞にとっては長い付き合いの大きな広告主なのかもしれませんね。その東芝では売上目標をかなり高めに設定することを「チャレンジ」と呼んでいたようで、ネット上では子ども用の教材になぞって「東芝はおとなちゃれんじに失敗したのか」と揶揄されることもありました。今回、富士ゼロックスの海外子会社でも「ゼロックス版おとなちゃれんじ」が大失敗していたことを隠蔽していた模様です。同じグループ会社の富士フイルムと言えば、デジカメの登場期にフイルムカメラの衰退を先読みし、化粧品事業や薬品事業といった経営の多角化で見事に成功を続けている企業です。富士ゼロックスは富士フイルムの運営から学ぶべきところがありそうです。

(仲本 政康)

富士ゼロックス・・・正式社名「富士ゼロックス株式会社」。英文社名「Fuji Xerox Co., Ltd.」。電気機器製造業。昭和37年(1962)設立。本社は東京都港区赤坂。富士フイルムホールディングス子会社のオフィス機器メーカー。複写機の大手。カラー複合機・レーザープリンターなどを製造。アジア・オセアニア・北米に事業拠点を展開。