2017年6月1日

6月1日 トランプ氏は公約を実行しているだけ?

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トランプ氏、パリ協定離脱を決断

トランプ米大統領は地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱表明を近く決断すると見られる。31日、訪米したベトナムのグエン・スアン・フック首相との会談前、記者団の質問に「もうすぐだ」と述べた。世界2位の温暖化ガスの排出国である米国が離脱すれば協定が形骸化する恐れがあり、国内外から反発の声が上がるのは必至だ。

先日閉幕したG7は「1対6」の構図になりました。孤立したのはアメリカ・・・、と言うよりトランプ氏です。アメリカファーストを掲げるトランプ氏は、オバマ前大統領が成果としている「パリ協定参加」をやめる決断をするようです。地球の環境はどうでも良いのか?という見方をする方が大勢だと思いますが、トランプ氏本人からすると、選挙前の公約をただ実行しているに過ぎません。自らが資産家で、政治献金に頼る必要がないトランプ氏は既存の政治家ではまず出来ないことを平気で言ってのけますし、実行に移そうとします。今回の離脱も、実際に表明するでしょう。二酸化炭素が地球温暖化の原因ではないという研究結果が国際的に目立つようにもなってきており、今後COPに影響が出るかもしれません。ところで、CO2排出削減という取組で最も利益を貪った主体を考えると、原発事業者や原発の権益を握っている組織が想像できます。世界中で反原発の動きが出ていることからも案外トランプ氏のこの決断は支持する人が多いかもしれませんね。

(仲本 政康)

COP・・・1992年の地球サミット(国連環境開発会議)で採択された「気候変動枠組条約」の締約国により、温室効果ガス排出削減策等を協議する会議。条約に関する最高決定機関であり95年の第1回会議(COP1、ベルリン)以来、毎年開催されている。97年のCOP3は京都で行われ、2012年までの各国の具体的な温室効果ガス排出削減目標を課した「京都議定書」(Kyoto protocol)が採択された。