2017年5月31日

5月31日 日本独自のGPSシステム運用へ

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日本版GPS「みちびき2号」打ち上げへ

6月1日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、日本版GPS(全地球測位システム)と呼ばれる準天頂衛星「みちびき」2号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げる予定。今年度内にさらに2基を打ち上げ、いつでもほぼ6センチメートルの誤差で位置がわかる体制が来春にも整う見通し。自動運転など民間サービスのほか安全保障分野にも役立つと期待されている。

北朝鮮ではミサイル発射の実験が幾度となく行われており、アメリカからは「ICBMの模擬ミサイルの迎撃実験に成功した」というニュースが飛び込んできました。軍事ミサイルの開発と人工衛星の開発は紙一重でほとんど同じものですが、日本では明日、準天頂衛星「みちびき」の打ち上げが行われます。これは日本独自のGPS衛星のようなもので、赤道から離れている日本の地学的要素により天頂衛星ではなく準天頂衛星を運用する形です。現状はアメリカのGPS衛星を使わせてもらっている状況ですが、みちびきの運用がスタートすれば日本の科学者の念願が一つ叶うことになります。みちびきの特徴は何と言っても情報の精度です。誤差6センチ以内という高精度の位置検索が新しい通信規格の電波でやりとりできるようになり、これまでにないサービスが登場するでしょう。経済、技術、政治の面でアメリカに頼らざるを得ないのが現状ですが、「日本の技術力ここにあり」という成果を期待します。

(仲本 政康)

GPS衛星・・・米国国防総省が運用する衛星測位システム、GPSで用いられる測位衛星。24個以上の人工衛星で構成され、高度約2万キロメートルの軌道を周回する。正式名称はNAVSTER(ナブスター)(navigation satellite timing and ranging)。