2017年5月2日

5月2日 中国でも人気、日本のコンテンツ

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中国、アニメ愛2兆円 日本らしさ人気
中国でアニメやネットゲームなど、コンテンツビジネスが花盛りだ。親世代が豊かになり生活にゆとりを持つ10~20代の若者がコスプレやアニメ視聴に熱中している。日本の平安時代をテーマにしたネット大手、網易(ネットイース)のスマートフォン(スマホ)ゲームは3カ月で150億円の売り上げを記録している。アニメだけで年2兆円に達する有望市場を狙って、中国ベンチャーが続々と生まれる一方、「日中合作」の動きも出始めている。

中国が日本のコンテンツに熱視線を注いでいる。宮崎駿アニメや「ドラえもん」、「ドラゴンボール」といったいわゆる老舗アニメだけではなく、「進撃の巨人」といった比較的新しいアニメや、初音ミクに代表されるCGアイドル、スマホゲームに魅了される中国の若者が増えている。コンテンツビジネスは放映権だけではなく、グッズやイベント等、裾野が広い。中国という13億を越える人口を擁する巨大市場での成否は今後日本企業の未来を左右するかもしれない。
中国での日本のコンテンツ人気の背景にあるのは、資産にゆとりのある親世代を持つ豊かな若者が多いことにある。特に公務員の子供は親からもらうお小遣いも多いのでは、と想像する。中国では1990年代末まで不動産は国のものだった。それが民間市場が生まれ、国有企業から一部安値で公務員に住宅を割り当てられることとなる。不動産の値上がりを見込む人間はその不動産を担保に資金を借り入れ、2軒、3軒と不動産を増やしていく。2000年頃から始まった中国の不動産バブルがそうした動きに更に拍車を掛けていき、転売で成り上がった、という人間が多いのだ。今後、親子含めてこうした豊かな中国人の需要を取り組めるか、日本企業の工夫が求められる。

(市川 淳)