2017年4月26日

4月26日 フィンテックで進化する生保

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生保にフィンテック AI・ビッグデータ活用

生命保険大手が人工知能(AI)やビッグデータを駆使した「フィンテック保険」の開発を始めている。第一生命ホールディングス(HD)は糖尿病患者らが入れる保険商品の開発に着手した。住友生命保険などは腕時計型のウエアラブル端末などを使い、健康状態が良くなったり、体に良い取り組みをしたりすると保険料が安くなる保険の商品を開発する。

AIやビッグデータは生命保険会社の業務と非常に相性が良いです。フィンテック革命の中でも早期に新商品や新しいサービスが誕生していくカテゴリーに分類されるでしょう。今回、ウェアラブル端末を用いた運動習慣の把握や、普段の買い物の決済情報から食生活の週間の把握までを考慮し商品設計に活かすという道が明らかになりました。一昔前では考えられなかったアイディアですが、AIの進化のスピードは今後ますます加速していく事が確実ですので、そのうち日々の行動を全てデバイスによってウォッチングされる世の中が訪れるでしょう。そしてAIが意思決定をする機会が増えれば増えるほど、無駄が省かれ合理的な選択がなされていくことが予想できます。冒頭の保険商品では一切の無駄を省いた消費者に有利な商品も登場するでしょう。経済の表面上は改革が進むのでしょうが、人の感情の面では納得できない案件が生まれることも想定しなければいけません。AIが世の中の中心になるにはまだ少し時間がかかりそうですが、明るい社会をもたらす事を期待します。

(ナカモト)

フィンテック・・・IT(情報技術)を駆使した金融サービスの創出のこと。「金融(Financial)」と「技術(Technology)」を組み合わせた米国発の造語で、2008年のリーマンショック以降発展したとされている。決済・送金・資産運用・ビッグデータ活用などの新サービスが次々と登場しており、14年~15年にはスマートフォンを使った決済サービス「アップルペイ(Apple Pay)」「アンドロイドペイ(Android Pay)」が始まった。日本でも、国内の金融会社がフィンテックを積極的にビジネスに取り込めるよう、金融庁が銀行法など関連法令の改正に着手している。