2017年4月12日

4月12日 AIとそれを使う人間は倫理観を守れるか

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AI 暴走への不安消えず

「人工知能(AI)が社会の構成員またはそれに準じるものとなるためには、研究者と同等に倫理指針を遵(じゅん)守できなければならない」。2月末、日本のAI研究者らで構成する人工知能学会がまとめた「倫理指針」の最終項目が世界のAI関係者の話題を独占した。指針は研究者などに法の順守や開発倫理を求めるものだが、人間に開発されたAI自体にも倫理観を備えさせるべきと踏み込んだ。

第四次産業革命とも呼ばれるAI革命ですが、その進歩の加速ぶりには驚かされます。例えば自動運転。日本では高速道路でレーンを外れずに加減速する機能が付いた自動車の発売などがありましたが、自動運転レベルは「1」です。かたや最先端を行くアメリカでは自動運転レベル「5」、人が一切操作に関与することなく文字通り「自動運転」で目的地まで人や物を運んでくれる技術が試験されています。また、ドラえもんの秘密道具に「翻訳こんにゃく」という便利な翻訳アイテムがありましたが、日本語で話すと英語や中国語で拡声してくれるスピーカー(拡声器)も開発されていて、普及まで時間はかからないでしょう。怖いのはAIが便利すぎる技術を次々にもたらす中で新たな犯罪の手口に利用されることです。グーグルでは「どんな人の声も完璧にモノマネできる音声合成技術」の発表がありました。すぐに思い浮かぶのは「オレオレ詐欺軍団が欲しがるだろうなぁ」という不安です。AIに倫理観を持たせることと、使う人間にも倫理観を守らせること、どちらも必要です。

(ナカモト)