2017年2月15日

2月15日 地位固めにダメを押した金正恩

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金正男氏 殺害か

マレーシア警察は14日深夜、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害されたとの情報を巡り、「北朝鮮籍の46歳男性がクアラルンプール国際空港(KLIA)から病院に向かう途中で13日に死亡し、キム・チョル名義の旅券を保持していた」との声明を出した。

先日、北朝鮮が日米首脳会談直後にミサイルの発射実験を行いましたが、またしても北朝鮮絡みの大きなニュースです。金正男氏は北朝鮮の最高指導者である金正恩氏の腹違いの兄にあたる、北朝鮮にとっては重要人物。海外メディアの取材に対して「(2代目の最高指導者である)金正日は独裁者」と父を批判したこともあり、独裁的に恐怖政治を強いている金正恩氏からすると正男氏はとにかく邪魔でしょうがない存在。中国を後ろ盾にして金正男氏を金正日氏の後継者にするという噂が流れていた時期もあるだけに、今回の事件は金正恩陣営の放った刺客による暗殺という見方をされるのは当然です。正恩氏が自身の地位固めの仕上げに容赦ない暗殺命令を実行させたというところでしょう。空港で堂々と犯行が行われたようですが、韓国メディアの報道では殺害の際に女性スパイが毒針を打ち込んだとされています。まるで時代劇のような殺害方法ですが、北朝鮮にはいまだに「犬刑」という処刑方法が存在します。これは括り付けられた死刑囚の周りに空腹の猛犬が数十匹放たれ、その犬に食い殺させるという処刑法・・・。独裁国家とはなんとも恐ろしい。

(ナカモト)

金正男・・・朝鮮民主主義人民共和国の人物。同国元首金正日総書記の公表第一子。金正恩とは異母兄弟。偽造パスポートを使用し日本のディズニーランドに行こうとしたところを拘束されたことが話題になることも。