2017年2月6日

2月6日 小泉イズムの後継者

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小池都知事 夏の都議選へ弾み

東京都の小池百合子知事と自民党都連の「代理戦」の様相を呈した千代田区長選は、小池氏が支援した候補が圧勝。「小池人気」はなお健在で、小池氏は7月の都議選で40人規模の独自候補を擁立する流れに弾みをつけたい思惑だ。小池氏から「抵抗勢力」の構図を演出された都議会自民党は対立回避に拍車がかかると見られる。民進党は埋没への危機を感じている。

千代田区といえば都議会のドンとされる内田茂都議の地元。自民党としては何としても勝利を収めたい選挙だったでしょう。いざ決戦の結果はと言うと、小池都知事が支援した現職の石川氏の圧勝です。これには小池都知事の政治の進め方の上手さが光っていたと私は思います。自民党が推薦した与謝野氏の叔父は元財務大臣の与謝野馨氏、十分にビッグネームの後ろ盾があったと言えますが大敗してしまった理由は明白です。ズバリで内田茂氏に対する都民のイメージが悪い。週刊誌などで散々ネガティブな記事を目にする内田氏の地元とあっては、いくら元大臣のおいと言えども惨敗してしまったという事実がそれを物語っています。
「一つの対象を悪いものと決めつけ、それを叩いて民を同意を得る」という手法は、郵政改革をうったえて選挙を大勝した小泉首相の手法をそのまま踏襲しています。小池氏は小泉チルドレンの筆頭のような存在でしたから、見事に小泉イズムを引き継いでいるのが分かりますね。ただ、悪者を叩くだけでは豊洲の問題も解決しませんので、現実的に物事を進めているという実績もそろそろ見せて欲しいところです。

(ナカモト)

内田茂・・・自由民主党所属の東京都議会議員(7期)。千代田区議会議員(4期)、千代田区議会議長、東京都議会自民党幹事長・自民党政調会長、東京都議会議長などを歴任した。毎日新聞によると、2016年までの十数年間にわたって、都庁幹部が内田に重要な条例や新規案件を事前に報告するなど、内田を中心に東京都政が回ってきた実情があるとされており、政治評論家田崎史郎によると「都議会のドン」と呼ばれているとされている。