2017年1月23日

1月23日 日本は米中外交のスキを狙うべき

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トランプ新政権 まずは英とFTA交渉

ついに始動したトランプ米大統領の首脳外交がスタートする。就任後の外国首脳との初会談は、欧州連合(EU)離脱交渉を控える英国のメイ首相で、27日にホワイトハウスで開かれる。31日にはメキシコのペニャニエト大統領と会うほか、カナダのトルドー首相とも北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉などに関して近く会談することで合意。通商分野で「米国第一」の公約実現を目指して始動する。

「アメリカ第一」を掲げるアメリカ、「EU離脱」を決めたイギリス、両国の首脳ともグローバリズムとは逆に進む政策を掲げているため、この2国の関係はどんどん強くなっていくでしょう。もともとアメリカはイギリスから独立した経緯を持ちますが、仲が悪い間柄ではありません。メイ首相からすると、EU離脱を進めやすいトランプ氏の方が大統領に就いたことは追い風でしょう。
トランプ氏、メイ氏の姿を見ると1980年代のレーガンとサッチャーを彷彿とさせます。当時はソ連という冷戦の相手がいましたが、いまは冷戦時代ではありません。代わりにアメリカが敵視しそうなのが中国です。そうなると、アメリカと中国が敵対するスキをついて、日本経済が伸びるというシナリオも考えられます。冷戦時代、最も経済が伸びたのはなんと言っても日本ですから。TPPにしても、アメリカ抜きでリーダーシップを発揮すれば日本の都合のいいように体制を作れるはずです。世界外交が大きな転換期に突入した今は日本にとって大チャンスです。

(ナカモト)

NAFTA・・・北米自由貿易協定。アメリカ合衆国、カナダ、メキシコの 3ヵ国で一大自由貿易市場の形成を目指す協定。1994年1月発効。1991年2月、3国間で財、サービス、投資の流れに対する障害を徐々に撤廃し、知的財産権(知的所有権)の保護と公正で迅速な紛争処理機構を提供することを目的とした交渉を開始することを発表。