2016年12月27日

12月27日 物流革命

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日本最大の物流施設、相模原に シンガポール系GLP1300億円投資、即日配送拡大へ
シンガポール系の物流施設大手グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)が2022年をめどに神奈川県相模原市に日本最大の物流倉庫を開設するもようだ。東京ドーム14個分の規模に当たる。好立地を生かし、ネット通販の即日配送の拠点として通販会社に貸し出す予定。日本企業とはケタの違う巨額の年金資金などを建設に回せるGLPは、大阪府でも大規模施設を整備している。国内における物流インフラで外資の存在感が一気に高まりそうだ。

潤沢な資産背景を持つ外資が日本の物流施設への投資に乗り出した。施設を利用する企業としては通販業界の雄、アマゾン等が想定されている。東名高速、圏央道を利用した陸路の要所として関東の西と北を結ぶハブに相模原が開発されていく未来が見えてきた。
筆者が前職の時、相模原は仕事上縁の深い場所だった。宝石を扱う商社に入社した当時は都内の自社ビル内で数人の先輩社員と梱包や検品・発送を行っていた。ロッカーに箱積みになった商品やパッケージを出し入れし、品質管理を行い、月末には棚卸しを行う。数万本の商品がフロアの片隅に密集し繁忙期にはどこに何があるのか分からなくなる混乱が続いた。数年後、相模原に倉庫を借り50人を越える作業スタッフが物の管理・発送を行うようになり効率や精度、速度は格段に上がった。当時としては会社の思い切った投資だったと思うが、今では全体で更に倍の規模のスタッフが常駐し、X線を用いた検査等品質向上に向けた取り組みまでその役割を拡大させている。単なる作業拠点の移転ではなく、付加価値創造の場所となっているのだ。
相模原に行かれた方はご存じかもしれないが、まだまだ遊休化している土地も目立つ。今後更なる開発が進むだろう。先に挙げたエピソードにも有るとおり、物流施設は大きな雇用を生む。マンションを含めた開発も進むだろう。今後に期待したい。

(市川 淳)

相模原市・・・相模原市は、神奈川県内では横浜市、川崎市についで第3位の人口規模を擁する。2007年3月11日の2町の編入合併により人口は70万人を超え全国の市で第18位である。経済面や鉄道・道路などの地理上、県内他市よりも東京都、特に多摩地区とのつながりが強い。また、首都圏南西部の核として国から位置づけられている(首都圏業務核都市指定都市)。市では首都圏南西部をリードする広域交流拠点都市となるべく、「さがみはら新都心」の形成を目指している。東京都心まで電車で35-40分程度。