2016年12月7日

12月7日 海賊とよばれた男の家族

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出光、昭和シェル 2割前後相互出資

6日、合併をめざす出光興産と昭和シェル石油は、それに先行して資本・業務提携する調整を始めた。互いに2割前後の株式を持ち合い、製油所や石油製品の物流などの一体運営をスタートする。年間300億円程度の収益改善効果を見込んでいる。33.92%の出光株を持つ出光昭介名誉会長ら創業家は合併に反対を続けており、両社は提携で実績を上げながら説得を続ける方針だ。

個人的には出光創業家の言い分も分かる気がします。出光と言えば、石油元売り業者として海外の名だたるオイルメジャーとライバル関係にありました。つまり、シェルは宿敵だった訳です。その商売敵と手を組むことにより、創業家の発言力が弱まることを嫌っているのでしょう。ただ、原油安は世界規模で石油業界の構造改革の必要性を生んでいるのも事実、最終的には出光創業家が折れると予想します。合併を嫌がった結果、会社を潰してしまっては元も子もありません。そもそも世界の自動車業界はガソリン車よりもエコカー普及の方向を向いています。
出光を創業した人物については、10日から「海賊とよばれた男」が全国でロードショーされます。2013年の本屋大賞を受賞した同名小説の映画化ですが、大ヒットした「永遠のゼロ」と同じスタッフが再結集し、V6の岡田さんが再び主役を演じるということで話題性も十分です。「海賊とよばれた男」を観ると、出光と昭和シェルのいざこざへの理解が深まるかもしれません。今年は邦画の当たり年と言われますが、「シン・ゴジラ」「君の名は。」「海賊とよばれた男」と、東宝の勢いは凄いですね。

(ナカモト)

海賊とよばれた男・・・百田尚樹による歴史経済小説。主人公の国岡鐡造は出光興産創業者の出光佐三をモデルとしている。国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程が描かれている。2014年1月現在、上下巻累計で170万部を目前としたベストセラーとなっている。2013年4月、第10回本屋大賞を受賞した。