2016年12月1日

12月1日 世界に向ける投資の目

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「日経アジア300指数」1日から公表 成長市場映す
日本経済新聞社は1日からアジアの有力上場企業約300社を対象にする新しい株価指数「日経アジア300指数」の算出・公表を始めると発表した。対象企業の過去の株価からの試算によると、同指数は直近10年で6割高と世界的にみても際立った上昇を演じている。新しい株価指数の誕生により、活気にあふれるアジアの企業や市場の動きを世界の投資家や読者にわかりやすく伝えられるようになることが見込まれる。

成長余地の大きい新興国への投資自体に魅力度は高いものの、日本に住んでいては情報も少なく手がけづらい。今回、日本経済新聞からアジア企業を対象にして新しい株価指数が作成されることとなった。アジア企業の成長を日々数字で把握し、その成長の熱を感じられる指標の誕生は投資家にとっても、ビジネスマンにとっても有益なものとなるだろう。
成長企業の一つとして公表されている企業にタイの空港を運営するタイ航空会社(AOT)がある。過去5年間の株価上昇率は約9倍と急激な成長を遂げている優良企業だ。筆者自身、現地で仕事をしていた際はその運営空港のひとつ、スワンナプーム国際空港を何十回も利用した。同空港はバンコクの玄関口であり、アジアの空をつなぐハブ空港としても重要な位置を占める。実際、ここ数年整備が進み、近代的で買い物にも便利な施設として観光客等利用者の人気も高い。私が居た頃はまだ建設中だったが、今ではバンコク市内と空港を結ぶモノレールも開通している。タイだけではない、インドネシア、フィリピン、インド等、今後世界経済において存在感を増していく可能性を秘めた国の民間企業の動向に、今後も注目していきたい。

(市川 淳)

株価指数・・・株式市場全体の値動きを総合的に捉えて表示するために、複数の銘柄の株価を一定の計算方法によって指数化し、継続的に算出・公表されているものをいう。これは、市場全体の株価水準(株式相場)の動向を見る際に利用され、その算出方法には「株価平均型(修正平均)」や「時価総額加重型(加重平均)」などいくつかの手法がある。