2016年11月2日

11月2日 進む首都圏物流の効率化

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物流改革へ新拠点 省力化で大規模へ

大型の物流施設の開設が首都圏を中心に相次いでいる。今年稼働する施設の面積は首都圏で8年ぶりに最大となる見通しとなった。住友商事は3年で760億円を投じ5カ所を開設。米系物流施設大手、プロロジスも日本で年500億円規模を投資する見通し。ネット通販需要が急拡大してきた国内物流は配送時間短縮といったサービス競争の時代に突入した。需要の多い都市部で拠点が増えることで消費者の利便性が高まる公算が高い。

圏央道の一部開通などもあり、首都圏の流通網は大きく様変わりしつつあります。特にアマゾンなどが運用する大規模な物流施設が立て続けに稼働を始めています。その理由はインターネット通販市場が急拡大していることなのは言わずもがなですが、驚きなのは注文から1時間で宅配する「プライム・ナウ」といったサービスまでが登場したことです。倉庫の集約化・大規模化だけでなく、ETC専用の高速道路レーンが設けられたりと、道路輸送による物流の効率化は行きつくところまで来た印象があります。筆者自身もネット通販を利用する頻度が年々増えていますが、宅配される前の日にはメールで携帯に通知が来て、都合が悪ければそのまま配達日時の変更をすぐに行うことができて助かっています。今後もますます便利になる一方で、ドライバーの人手不足などの問題が残されていることも事実です。
物流業界ではウーバージャパンが「ウーバーイーツ」というサービスを9月末にスタートしたことが話題になりました。登録した契約配達員が、オーダーに応じてフードの出前を行うという、サイクリストの空き時間を活用したサービスです。すでに登録している自転車ユーザーは1000人を超えていることと、配達員を常駐させる必要がない飲食店の大きなメリットを考えると、このサービスが普及する可能性は高いですね。

(ナカモト)

ウーバー・・・米国のUber Technologies Inc.が運営するオンライン配車サービスである。専属ドライバーではなく一般の提携ドライバーをマッチングして手配する「ライドシェア」の代表的サービスとして知られる。Uberのアプリを通じて車の手配を依頼すると、モバイル端末のGPS機能から位置情報が割り出され、付近を走行している提携車を呼び出せるようになっている。専業のタクシーがめったに通らない辺鄙な場所でも提携ドライバーがいれば手軽に交通手段を得ることができる。日本国内では米国とは法律が異なっている部分もあり、普及には課題も残っている。