2016年10月28日

10月28日 3ヵ月ぶりの安値圏

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円相場 105円台

28日早朝の東京外国為替市場で円相場は続落してスタートした。8時30分時点では1ドル=105円26~29銭と前日27日の17時時点に比べ65銭円安・ドル高の水準。105円台前半は7月末以来の安値圏。年内の米追加利上げ観測が一段と強まり、円売り・ドル買いが出やすくなっている見方だ。

一時期、100円前後で推移していた円ドル相場がじわりと円安方向にシフトしています。最大の要因はアメリカの利上げ観測で、最新の新規失業保険申請者数が前週比で減少したことから、FRBが年内に利上げをする可能性が高まったという考え方です。非常にストレートな市場の反応だと言えますが、一部ではアメリカの利上げは2017年には1度も行われないという予想も出ており、FRBの動きには今後も最大限の注目をしておくべきでしょう。
一方で、ヨーロッパの金融センターであるイギリスの経済事情ですが、ブレグジットでポンド安が進行してから観光部門が好調です。GDPの押し上げ効果も高く7-9月期は市場予想を上回る伸びを見せました。イングランド銀行(英中央銀行)が欧州連合(EU)離脱選択の影響を和らげるために利下げに踏み切るとの見方が後退し、債券価格が下落。ヨーロッパの債券価格が下落(金利は上昇)したことをアメリカの債券市場が引き継いで利回りが上昇したことも、ドルが買われた要素でしょう。個人的には、24時間世界中のどこかで市場が開いており、秒刻みで変動する為替の動きをウォッチングするのは一個人には限界があるので、投資をするのであれば「ほったらかし」ができる投資を検討すべきだと改めて感じるニュースです。

(ナカモト)