2016年10月24日

10月24日 通信業界と映像メディア業界の親和性

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米AT&T タイムワーナーを買収

22日、米通信大手のAT&Tは米メディア大手のタイムワーナーを買収すると発表。買収総額は約854億ドル(約8兆8600億円)となる見通し。携帯電話事業が伸び悩むなか、映画やニュースまで幅広いコンテンツを抱えるタイムワーナーを取り込み、複合メディア企業への転換を狙う。インターネットの普及を背景に通信・放送の垣根を越えた企業統合が本格化していきそうだ。

日本国内の企業で例えると、NTTが東宝を買収したというイメージでしょうか。通信規格が進化し、携帯端末向け映像配信が一般的なサービスとなったいま、必然的に発生した買収だと考えることができます。このサービスは今後ますます伸びていく分野だと個人的には思います。理由は「おもしろい映像作品」を制作するのが大手メディアだけでなく素人でも可能になってきているからです。Youtubeやニコニコ動画などで人気が出ている動画は、必ずしもコストをかけている作品だとは限りません。低コストであるにも関わらず、テレビで放送されるバラエティ番組よりもよっぽど面白い作品が山のように存在します。
「よっぽど面白い」と書きましたが、視聴者が面白いと感じるポイントは千差万別です。テレビ番組は万人受けするテーマが必要な上に、規制が厳しく「どこか見飽きた内容の焼き直し」が多いと私は感じます。これに対してネット配信の番組はニッチな層が喜ぶ作品を世に送り出すことも可能です。例えば鉄道に興味のない人は、そもそも鉄道をテーマにした動画は見ませんが、鉄ヲタからは大人気になるといった具合です。しかも興味のありそうな動画をおススメしてくれて、テレビ番組と違って自分の好きな時間から見始めることができますし、早送りも可能です。通信業界とメディアの融合はまだまだ発展途上で、今後も新サービスがどんどん登場するでしょう。

(ナカモト)

youtube・・・無料で利用できる動画共有の代表的なサイト。2005年に米国で設立され、2006年にグーグル社に買収された。日本語版は2007年に開始した。YouTubeでは、ユーザーがアップロードした動画を誰でも無料で閲覧できる。