2016年10月19日

10月19日 小池都知事の強かな戦略

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東京五輪 会場見直しへ協議

18日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と東京都の小池百合子知事のトップ会談が都庁で行われた。「ルールを変えないことが利益にかなう」。大会経費の削減方針では一致したが、競技会場の見直しではバッハ会長がけん制する場面が見られた。見直しの行方は来月にも開かれる都、組織委員会、政府、IOCによる4者協議に委ねられることになる。

小池劇場が終わる様子を見せません。IOCバッハ会長との会談は小池都知事の意向により全面公開という形で開かれました。豊洲の問題などで既存の組織の歪みを指摘し、分かりやすい敵を作って民意を味方にしている小池都知事ですが、五輪の競技施設についても強気な姿勢を貫いています。総じて民衆に対する見せ方が非常に上手いと感じます。週刊誌も小池劇場に乗っかり、都議会議員のグレーな部分をネタにした記事を取り上げることが多く、都知事に追い風となっています。
今回はボート・カヌー競技の会場で揉めていますが、代案の一つとして韓国を候補地として挙げたことにも上手さを感じさせました。東京開催は費用の見直しが必要で、どうしても「宮城・埼玉・韓国」の候補から選ばないといけない状況となった場合、「外国でやるくらいなら埼玉や宮城でも構わないか」という結論に至る可能性は高いです。つまり、東京以外で開催するという着地点が見いだせます。小池陣営には優秀な戦略家がスタッフの中にいるのだなと想像できます。戦略の練り方には社会人、ビジネスマンとしても見習うべきところがあります。

(ナカモト)

IOC・・・国際オリンピック委員会(こくさいオリンピックいいんかい、International Olympic Committee)は、近代オリンピックを主催する団体であり、またオリンピックに参加する各種国際スポーツ統括団体を統括する組織である。本部はスイス・ローザンヌ。2009年に国際連合総会オブザーバー資格を得たため国際機関の一つと思われがちだが、非政府組織 (NGO)の非営利団体 (NPO)であり、その運営資金は、主に放映権料販売とスポンサーシップ収入による。