2016年10月18日

10月18日 国の象徴を議論する 

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生前退位へ論点8項目 有識者が初会議 
政府は17日、天皇陛下の生前退位をめぐる有識者会議の初会合を首相官邸で開き議論した。退位実現に向け、一代限りの特例法を軸に検討し、年明けにも論点を整理し公表するもようだ。座長に就任した経団連の今井敬名誉会長は専門家から意見聴取するテーマとして象徴天皇制のあり方に関わる8項目の論点を提示したとのこと。ただ女系・女性天皇や「女性宮家」創設は今回、論点としない考えを示している。

国の象徴たる天皇制度について議論がスタートした。崩御されるまで天皇として即位する流れが約200年続く日本において多面的な話し合いが必要とされる。今回一代限りの特例として生前退位を認めるか、皇室典範を改正して生前退位を根本から認めることとするか、意見が分かれるなかでも天皇陛下の御年令、御体調を考慮すれば先延ばしのできない「待った無し」の議論だ。早々に結論を出し、対応する必要がある。
国が変われば日本でいうところの天皇である国の象徴の考え方は様々だ。先日お亡くなりになられたタイ王国プミポン国王の後は皇太子様の即位が予定されているが、国の混乱を恐れて当座、国王と親交が深く、国民人気の高いプレム枢密院議長が摂政に就き、今後国事行為のサポートを行う。96歳の御高齢にも関わらず、国民感情と実務家としての実力をみての判断だったのだろう。当然血族ではないが、今後皇太子様より彼の存在感が強くなる可能性は高い。フランス国民などは国全体の若返りになると生前退位自体に前向きな姿勢を持つ人間も多い。
何を優先するか。個人的には陛下御本人の希望を受け入れるために制度を変えていく事がひいては国全体の利益になると考えている。納得のできる結論を待ちたい。

(市川 淳)

摂政・・・摂政(せっしょう、英:Regent)とは、君主制を採る国家において、君主が幼少、女性、病弱、不在などの理由でその任務(政務や儀式)を行うことができない時、君主に代わってそれを行う(政を摂る)こと、またはその役職のことである。多くの場合、君主の後継者(皇太子など)、兄弟、母親、あるいは母方の祖父や叔父などの外戚が就任する。