2016年10月17日

10月17日 引き分けの中身は

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

北方領土 ロシアと共同統治案を検討

16日、日本政府がロシアとの北方領土問題の打開策として、日ロ両国による共同統治案を検討していることが判明した。最終的な帰属の扱いで対立する国後・択捉両島などでともに主権を行使する手法で、双方が従来の主張を維持したまま歩み寄れる可能性がある。北方四島のどの島を対象にするかや施政権をどちらの国にどの程度認めるかなど複数の案を用意し、ロシア側との本格協議に入りたい狙いがある。

年明け頃まで、北方領土問題は話題になりやすいです。最大の理由は安倍首相が「北方領土問題解決」を争点にして解散総選挙に踏み切る可能性があるからです。今年12月にはプーチン大統領が安倍首相の地元、山口県を訪れ首脳会談を行う予定ですが、間違いなく北方領土も大きなテーマになるでしょう。そこで北方領土問題が解決に向けて進展する可能性があります。国政選挙で必ず勝つための戦略として、「北方領土を返してもらう」ことを公約にすることはかなり有効だと考えられます。野党からすればこの点については闘いようがなく、与党が勝ってしまうでしょう。
ロシアとしては、どうしても日本に歩み寄りたい理由があります。このサイトでも何度か取り上げていますが、ロシアはクリミア問題などで欧米からバッシングを喰らい、経済制裁も受けています。経済制裁を受けるとクレジットカード決済が不可能になり、ロシア国民の生活に影響が出ます。日本であれば決済システムを構築する技術・実績もありますし、原油や天然ガスを大量に購入する需要も見込めます。北方領土問題でロシアが譲歩してきても不思議ではありません。プーチン大統領がかねてから発言している「引き分け」にも様々な解釈がありますが、個人的にはこのチャンスは絶対にものにしてもらいたいと考えています。

(ナカモト)

北方領土問題・・・北海道根室半島の沖合にあり、現在ロシア連邦が実効支配している択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の島々、すなわち北方領土に対して、日本が返還を求めている領土問題。