2016年9月20日

9月20日 止まらないテロ

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NY爆発、アフガン出身の28歳容疑者を拘束
米ニューヨーク市とニュージャージー州で17日に相次いだ爆発事件で、CNNテレビなど複数の米メディアは19日、指名手配されていたアフガニスタン出身の男であるアハメド・カーン・ラハミ容疑者(28)を警察が拘束したと伝えた。銃撃戦の後、ニュージャージー州内のリンデンで捕まったとのことだ。

日本では連休中だった週末、また凄惨なテロが起きてしまった。今回事件があったのはアメリカの大都市ニューヨークにほど近いマンハッタンだ。現地マンハッタンは、現在国連総会が開催されていることもあり政府要人が狙われた可能性もある。中州になっている地域の特性もあって逃げ場も少ない。組織的な犯行か、単独での実行だったのか、狙いはなんだったのか。事実の究明が急がれる。こうしたテロが起こると世界中を覆うテロへの恐怖が人々の猜疑心を必要以上に駆り立て、極端なナショナリズムに走る人間が増える事が懸念される。イギリスがEU離脱を決めた理由の一つに増え続ける移民への恐怖があった。肌の色が違う、言葉が違う、パスポートが違う、お互いの相違点を認められなくなった時、人々は他民族の排斥という行動に走る。自国民専用のバスや電車が未だ世界から消えないのも、外国人とみれば犯罪者のように感じる人間が多いことの表れだと個人的に思う。無論、例えばイスラム教信者がどのような教義があれど他人の命を奪う権利はなく、許される事ではないと思う。しかし、そもそもの根本の原因はやられたらやり返すという報復の精神が生む復讐の連続がこの世界中、様々な地域で頻発するテロの根本原因ではないか。簡単な事ではないかもしれないが、テロに走った人間をただ罰するのではなく深い対話が望まれる。

(市川 淳)