2016年9月16日

9月16日 豊洲新市場問題の責任の所在は

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豊洲市場棟の地下空洞 コンクリ床も計画せず

築地市場(東京・中央)の移転予定先の豊洲市場(同・江東)で建物の地下に土壌対策である盛り土をしていなかった問題で、東京都はこの地下部分の床にコンクリートの敷設も計画していなかったことが15日判明した。豊洲市場の土壌からはかつて高濃度の化学物質が検出されたが、地下の対策を都民に正しく説明していない。安全対策の検証が長期化し、移転の判断にさらに時間がかかる見通しだ。

この問題の責任の所在はどの主体にあるのか?マスメディアは曖昧にしか報じていません。もちろんプロジェクトに関わった人物は少なくないため、調査に時間がかかることに理解はできます。ところが、土壌汚染の対応策として盛り土が有効だという有識者の意見が正しいという前提を採用し、テレビのワイドショーなどで連日紹介される豊洲市場棟のイメージ図を見ると、明らかに欠陥建築だという印象を受けます。とすると、建築した建設会社や設計した設計事務所の責任をもっと追求しても良いように考えられるのですが、そうはなっていません。週刊文春などでは豊洲利権について切り込んでいますが、都議会議員をターゲットにしている印象です。建設したのは大手ゼネコンですので、新聞社やテレビ局からすれば大広告主にあたることがゼネコン叩きが行われない原因だと考えられます。10年ほど前にあった姉歯設計士やヒューザーらによる耐震偽装建築問題の時に、一気にマスコミが叩き不動産開発会社ヒューザーは潰れた事は真逆の例だと言えます。関東圏の台所である魚市場の問題ですので、建設したゼネコンなどには責任ある解決を望みます。

(ナカモト)

豊洲新市場問題・・・江東区の豊洲新市場で、建物の地盤が土壌汚染対策の「盛り土」がされていなかった問題。中央区の築地市場からの移転の是非や時期が問われる事態になり、市場関係者の動揺は広がっている。