2016年9月8日

9月8日 人間の能力 

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フィンテック企業への投資急増 世界で2.4兆円、日本も追随 三井住友系が投信設定、700億円規模
金融と情報技術を組み合わせたフィンテック事業を手掛ける企業への投資が急増している。2016年は世界で240億ドル(2兆4000億円強)と過去最高を更新する見通し。日本でも関連する金融商品が相次いで立ち上がり、三井住友アセットマネジメントが新たに設定する投資信託は当初の運用規模が700億円超と今年最大になるもようだ。個人も含めた投資マネーが流入し、金融業の技術革新が一段と加速する可能性が出てきた。

より身近に、より便利に、我々の生活にフィンテックを活用したサービスが浸透しつつある。指紋認証で支払いのできる「てぶら決済」、人口知能が最適な投資ポートフォリオを提案してくれる「ロボ・アドバイザー」、アプリで月々のお金の収支を管理してくれる「家計管理」等、日常生活のなかでも活用される場面は多い。数字を扱うような仕事に関して、やはりコンピュータの方が人間より有利な面がある。また、こうした事業を行う側のメリットについて言えば、多くの人材や店舗を用意する必要がなく初期投資含めて費用が少なくても運営できる点が挙げられる。そうすると、近い将来人間が働く場面や場所がこれからコンピュータに置き換わる未来が待っているかもしれない。ちなみに、ITの世界では変化や転機が、急速かつ急激に訪れる事がある。新技術の発見が既存の技術を発展させ、更にその技術が他の技術を発展させるのだ。数珠つなぎに起こるこうした革新につぐ革新が、結果だけ見ると突然起こった見えるのにはこうした理由がある。そのスピードに人間は追いつけるか?また、たとえコンピュータに叶わない部分があるとして、人間にしかない能力とは何か?一つは人間を相手にした時に先方の潜在的なニーズを引き出すことである。相手の意図や感情を理解し、適切な提案を行っていく。それは例えば営業に従事するような方に求められる理想であり、本質であると思う。

(市川 淳)

フィンテック・・・FinTechFinancial technologyの略語。情報技術(IT)を駆使して金融サービスを生み出したり、見直したりする動きのこと。インターネット関連技術等により従来の大手金融機関が独占していた業務を個人や新興金融企業が可能になったことにより業界秩序並びに社会構造が変化する兆候があらわれている。