2016年8月23日

8月23日 見守る家電

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ソニー・東電 IoT提携 家電一括管理 住宅に普及弾み
ソニーと東京電力ホールディングス(HD)はあらゆる機器がネットにつながるIoTの技術を活用した住宅サービスで業務提携するはこびとなった。家電の遠隔操作による制御で省エネにつなげるほか高齢者や子どもの見守りサービスを来年にも共同で始めるもようだ。通信やセンサーの技術に強いソニーと電力の顧客網を持つ東電HDが組んで、産業用途が先行していたIoTで家庭向けのサービス基盤を立ち上げる。

ソニーの技術力と開発力が東電の顧客網約2,000万件に向けて発信されるとなると、かなり大きなインパクトが期待される。では、どういったサービスが提供できるか?今後拡大する可能性の高いものとして一般住宅向けの「見守りサービス」がある。後で後述するが、親の介護や小さい子供のある家庭の安全に役立てることができる。過去にあった商品でいうと、一人暮らしの高齢者の家の電気ポットに活用された例がある。お湯の使用状況が警備会社に連絡され、長時間使用がなかった場合には家族に連絡をする仕組みだ。半年ほど前にこのサービスを知った時、少し寂しい想いがした。日々の生活のなかで、一人お湯を沸かしてカップラーメンやコーヒーを飲む行動が生きていることの証になる。高齢の単身世帯が増えているのは事実だが、家電が見守る生活には人間の温かみというものは感じられない。もし今後可能になるならば、例えばPC画面を通じてケアマネージャーが定期的に部屋の様子をチェックするような、人間を少し介在させる仕組みをIT技術によって容易にできたらもっと良くなるのではないか。機械が全てを管理する方向に向かうのではなく、人間が効率的に動ける手足となるよう今後発展して欲しいと個人的に思う。

(市川 淳)

見守りサービス・・・一人暮らしや介護施設の高齢者の生活状況を家族などに伝え、異常があったときには通報するなどの仕組みを備えたサービスのこと。廊下などに人感センサーを取り付けたり、ガスや携帯電話の利用状況を調べたりして生活行動があることを確認する仕組み。警備会社や通信事業者、またガス会社などがサービスを提供している。